(追記)自分自身を超える方法
生き物の世界ではDNAが情報として増殖(コピー)を繰り返し個体から個体へ移って行く。
その際、コピーした子孫の方がオリジナルとなる。
時間と空間を同じものであることを示した相対性理論に従えば、時間は空間同様離散的なフィールドとなり、一瞬毎つまりは1プランク定数時間ごとにわれわれは生まれ変わっていると言える。
一瞬一瞬にコピーされたオリジナルとして生まれ変わっているのだ。
つまり抽象度をあげれば一瞬あとの自分は、別人でありオリジナルである。
動的平衡という状態を超えて未来を見ることが、科学をベースとした気功師が見ている風景である。
そして、今の自分を捨てさることが、DNAが個体から個体へ増殖してきたことを剽窃し、超えていくことである。
未来の自分、新たなるオリジナルとしてのコピーへ乗り換えて行く際には、ホメオスタシスを超えた抽象度で進んで行きたい。
さもなければ、古い肉体と同様、情報とともに朽ち果ててしまうのだ。
動的平衡を超えて、、、。
著者のF先生が、あきらめているアンチエイジングは決してオカルトではない。
あきらめたその時がまた、思考停止の始まりなのだ。
我々は、ニュートン以前の絶対時間の世界に戻る必要などないのだ。
むしろ、点や無限や虚数と呼ばれる未知の次元の解明に期待をかけているが、あなたはどうお考えだろうか?
まさ
動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか/福岡 伸一
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