ボイストレーニングの前に、「スーパーボイス」TIPS 呼吸法なんてやめること

いきなり刺激的なタイトルだが、これは重要でしょう。
ボイストレーナーが、腹筋や腹式呼吸をやっていたとしても、そのことで歌が上達することはないだろう。
このことは、私が絶対に合っているということではない。
ボイストレーナーの先生方は、実際に歌手であられたり実績のある方も多いと思う。
ただし、元プロ野球選手のコーチであろうが、間違っているものは間違っているというより、そもそも間違っているという言い方が鼻につくようであれば、目的にそぐわないものは目的にそぐわないのである。
うさぎ跳びを何百回やっても、筋トレを何百回やっても野球は上達しない。
元巨人軍のコーチがいくら推奨してもだ。
同じようにたとえだれが腹式呼吸をすすめたとしても,歌を歌うときに呼吸や腹筋に意識しすぎて逆に緊張たり逆効果だ。実力のない(失礼)歌手はたいていがちがちになりながら、おなかに手を当てている。
信じられないかもしれないが、筋トレほぼゼロで全国制覇をした関西高校ボート部の話が、このブログで再三紹介している、運動科学総合研究所の高岡英夫先生の著書(「ゆるめる身体学」等)でも掲載されている。
ボート競技は最も筋トレがそのパフォーマンスを支配するスポーツとして知られているし、あなたにも想像に難くないであろう。
そして、驚くなかれおまけに全国のボート競技の猛者が競い合う、パワーローイングという陸上のマシンでの筋力を争い合う大会においても、この全国6連覇をした関西高校ボート部が優勝したというのだ。
呼吸法や腹筋はやめてもいいです。
歌の練習を通じて、総合的に十分だそうですよ。
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