トンネルを抜けつつあります。
かなり苦しいトンネルを抜けつつあります。
はは。笑うでしょう?でも、、、
これ、真面目にやっているんですけどね。
通り過ぎるとなんだったのだろうと思いますが、、、。
いろいろとありますね。
まさ^^/
明日、戦闘(おっと!)先頭列車3本送りますねー。(多分今日は無理なので)
今、読んでいます。
本当に面白い本です。神話学です。
今までで一番面白いです。
「神話の力」の引用(p.399-)
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ジョーゼフ・キャンベル(K) 私は生に目的があるとは信じません。生とは自己増殖と生存持続の強い欲求をもった多くのプロトプラズムにほかなりません。
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ビル・モイヤーず(M) まさか、、、、、まさか、そんな。
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K ちょっと待ってください。純粋な生は、一つの目的を持っているとは言えません。
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まあ見てごらんなさい。
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生はいたるところで無数の違った目的を持っているんです。
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しかし、あらゆる生命体は、ある潜在能力を持っており、生の使命はその潜在能力を生きることだ、とは言えるかもしれません。
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そのためにはどうすればいいか。
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私の答えは、「あなたの至福を追求しなさい」です。
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あなたの無上の喜びに従うこと。あなたのなかには、自分が中心にいることを知る能力があります。
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自分が正しい軌道に乗っているか、そこから外れているかを知る能力が。
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もしあなたが金儲けのために軌道からはずれてしまうと、あなたは自分の生を失っているわけです。
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あなたが中心にとどまっている場合、お金はまるで稼げないとしても、自分の至福を得ているのです。
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M 私は、清貧に甘んじることよりも、旅をすることが大切なのだ、という考えが好きなのですが。
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K なるほど。カールフリート・グラフ・デュルクハイムは、「旅に出て、目的地がどんどん等のいていくのを経験すると、ほんとうの目的は旅そのものであったことに気づく」と言っていますね。
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ナバホ族は彼らが<花粉の道>と呼んでいるものについての素晴らしいイメージを持っています。
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花粉は生命の源泉です。
花粉の道は中心への道です。
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ナバホの人々は、
「ああ、私の前は美しい、私のうしろは美しい、私の右は美しい、私の左は美しい、私の上は美しい、私の舌は美しい、私は花粉の道を辿っている」
と言います。
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M エデンはかつてあったのではなく、未来にある。
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K エデンは “ いま “ 存在しているのです。
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「父の御国は地上に広がっているが、人の目には見えない」
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M エデンが ” いま ” ある ー 苦痛と死と暴力にあふれたこの世界にですか?
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K 世界はそういう有様に見えますが、そう、これがエデンです。この地上に天国が広がっているのを見るとき、世界における古い生き方が払拭される。
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それがこの世の終わりです。
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世界の終末は未来にやってくる出来事ではなく、心理的な返信、ヴィジョンの変革という出来事です。
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そこで、あなたは具体的な事物の世界ではなく、光明の世界を見ます。
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M 私は、「言(ことば)は肉になった」という力強い、神秘的なメッセージを、人間の旅のなかで、私たちの経験のなかで働いている永遠の原理と解釈しました。
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K そしてあなたは、<ことば>があなた自身のなかで働いていることも発見する。
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M 自分自身のなかでないとすると、<ことば>をどこで見つけることができるのでしょう?
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K 詩はことばを使ってことばを超えたものを伝えると言われてきました。
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そしてゲーテは、「あらゆるものは隠喩(メタファー)だ」と言っています。
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つかのまのもの、やがて消えゆくものはみなメタファーの役割を果たしているのすぎない。
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私たちみんながそうなんです。
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(引用終了)
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