「僕は猫背なんです。どうしたらなおると思いますか?」

「僕は猫背です。どうしたら、直るのでしょうか?」

昨日、お会いしたかたに、僕にとっては少々不思議な質問をされました。

「猫背」とは、「背中が丸まっている」ということです。

人間の脊椎は骨格モデルを見るとわかりますが、(前後の方向に)自然にS字に湾曲して(曲がって)います。

なので、正しい姿勢とは、骨盤をまっすぐに立てた状態で、尾骨と脛椎を鉛直方向にまっすぐ引っ張って延ばす感覚で出来上がります。

座った場合は、骨盤の下にある左右の座骨という2点のポイントで接地して仙骨を立てるいめーじです。

このときに胸を不自然に張ろうとすると、骨盤は前傾しておしりが突き出た状態になります。

その反対に、仙骨を後ろに倒してパンダ座りをしてしまうと、胸椎や腰椎のあたりで、これまた不自然にというか極端に「猫背」になります。

一般的に、「僕、猫背なんですよ。」「どうしたら直りますか?」と質問をされても、上記の知識がない場合、「猫背」が正しいとだけ言っても理解しません。

また、立ちの姿勢の場合は、下半身や、上半身と下半身を繋ぐ腸腰筋の説明、重心など諸々の理解が必要です。

blogで最低限必要な知識を身に付けて、セミナーに参加する場合と決定的な違いは、いくら説明をしても、本人(の脳)が、知識がないもの、重要性を置いていないものは、決して見えないということです。

いくら解決法を話しても、話を聞けていません。(笑)

また、一連の説明をしても「猫背、直したいなあ」で終わります。

殆んどは、骨の問題ではありません。

筋肉、いや身体に対する知識とIQの問題であることに気づくことです。

簡単かつ端的にいえば、脊椎を真っ直ぐに鉛直方向に伸ばして、竹ほうきを手のひらの上に立てるように、骨で立つ感覚です。

それから、骨の異常ではないことを理解することで、極端に不自然に「猫背」な問題は一瞬で終わりです。

まさ^^/

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