ゴールの臨場感だけでは、、、。さらに、言葉だけでは、、、。
ゴールの臨場感だけでは、クライアントをヒーリングできません。
たしかに、ゴールの臨場感は最重要です。
しかし、ここで言うゴールの臨場感とは多分あなたが感じているゴールの臨場感とは違う可能性があるのです。
どう違うのかの説明はシンプルです。ゴールの臨場感にあなたのリアリティーを同調させるというニュアンスとは違います。
あなたのリアリティがゴールの臨場感空間を包摂した状態です。
例えば「治るよ!」と声をかけるだけなら、逆効果になる場合もあります。
第一に言葉によって明示されると意識の上でも抵抗されることがほとんどです。抵抗されるというよりも、抵抗があるということです。
第二に臨場感とは、物理空間(も実は情報空間のひとつですが)における臨場感とは違います。ハリウッド映画やディズニーランドで採用されている3Dやら4Dやらの五感をフルに使った臨場感とは違うものです。
その臨場感はある意味で邪魔にすらなることがあります。
一つの説明の仕方として、僕が例に出すのは小学一年生が来年二年生になるんだという臨場感がそれに近いです。特に高揚感がなくても、来年なると分かっているという感じです。
心理学用語としての『大いなる勘違い』に通じるものがあると思います。
勘違いをしているレベルじゃないと、ヒーリングは成功しません。治るから、、、と思ってやるということです。その意味で、療法家が発する『治りますよ!』『大丈夫!』という言葉を理解されたらいいと思います。
その厳密な意味で言えば『治る可能性はありますよ。』という事ですけど。
つまり風邪やインフルエンザやはしかですら治らない場合はモチロンあるのです。確定した未来などひとつもなく、統計をもとにした確からしい可能性未来なども、ひとつひとつのエピソードに関して言えば幻想に過ぎません。
しかし、その上でオプティミスティックにヒーラーとクライアントがスクラムを組んで立ち向かうことがヒーリングだと思います。
だから、有償の仕組みは役立ちます。ヒーラーにとっては有償であるということそのものが自己責任だと思っています。
双方の曖昧(甘)過ぎる(たとえ)合意や、知識の差を利用した(大抵は)口約束による、成果報酬はコーチ屋や悪徳コンサルタントの手口と変わりないと批判されても仕方ありません。
契約は1回1回限りであるべきだと思います。次の施術の選択権はクライアントに任せるべきだと思います。
確か『海援隊』という歌手でタレントの武田鉄矢さんが所属するフォークソング(歌謡曲)のグループのエピソードだったと思いますが、駆け出しの頃のコンサートでは地方の大きな市民ホールのような場所なのに観客がたった13人ということが会ったそうです。
そこで、13人全員に手を繋いでもらって『お前ら絶対に途中で帰るなよ!』と言ったとか言わなかったとかというエピソードを聞いた事があります。
僕の昨年の夏以降3ヶ月足らずでやめた気功教室がまさにそうでした。最大5名しか集まりませんでした。毎週毎週やるのに5名では、、、。(それに、実際にヒーラーである僕自身の生活もままならないなと思っていたのですが、、、。)ふと生徒さんを見たらみんな既に義理で来ている感じだったのです。そう、やめるに止められなかったのです。
それを見て、僕はあっさりと気功教室を閉めてしまいました。(前述した別の意味で言えば『食べる為に』やる仕事は辞めなければならないという逆の意味もありました。)
ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが、、、現在行っている遠隔イベントや、遠隔教室にはその時の教訓を入れています。毎月毎月のエンドレスという教室にはしないぞということでした。
常に出入りできる自由な空間にという事です。あれから、僕は『僕のクライアントさん』という考え方を一切止めました。もちろん、お客様は所有物ではないです。
しかし、一方で期限や内容などできちんと終わりを示して契約をすれば長期だろうがどんな契約でもありだと思っています。(全て僕の私見ですが。)
つまり、決まりや出口のない無償契約は、ヒーラーにもクライアント双方にとって泥沼化する恐れがあるからです。
もちろん、完全に無償でやられているヒーラーさんは別だと思いますし、僕以外の誰にも何も強要するものではなく、あくまでも現在の僕の考え方です。
まさ