セルフヒーリングのモチベーションがないヒーラーへ。
多くのヒーラーが、ヒーラーとしてセルフヒーリングをすることにあまり積極的ではない理由は、自分のことは2の次であったということが挙げられます。
「医者の無養生」です。それはそれでいいと思います。
僕もそのきらいがあります。
しかし、ヒーリングの世界に興味を持つ人の多くは、「自分をヒーリングしたい。癒されたい。」こう思っている方が多いです。
思えば僕もそうでした。
90キロ以上に太って文字通り小回りが効かない身体になってしまい、さらに24時間偏頭痛や高血圧による頭痛、その他不整脈や動機、度々起こるはあはあという過呼吸気味のパニックの恐怖やら痛みやらと戦う日々でした。
心の中では何度も「俺、死ぬのかな ?」って思いました。「嫌だよ。」って。バイタルですね。
これ、すごい原動力になりました。
ヒーリングのコツとは何かといえば、その他のことと全く同じでやはり煩悩なのです。
煩悩を利用するというと、ぼんやりしますが、ホメオスタシスの機能をゴールに繋げて上手に使うことです。
医師が自分の診ているクライアントを治したいと思い、教師が自分の教え子に学問を伝えたいと思うのも、結局煩悩でしかありません。
しかし、まさワークスでは、そのような煩悩を全て否定するつもりもありませんし、大いに結構だと思っています。
小乗から大乗へというステップは、まず自分の小さな煩悩に徹底的に向き合い、自我を肥大化させるというところから始めれば良いと思います。
その先に見えてくる風景があります。
さて、セルフヒーリングが苦手というよりも、スコトーマになっているヒーラーは、自分をクライアントなど第三者へのヒーリングの実験台にするという視点をもってほしいと思います。
自我をもって特別な点としているスコトーマを外すことです。
諸行無常とセットで、諸法無我というアルゴリズムを理解することです。
この世界は自分の認識によってはじめて存在しているという考えで終わってしまっているのならば、自分の存在をアプリオリ(先験的に絶対の存在、不動の点)にしてしまっていることこそスコトーマだと気がつきましょう。
物理抽象度の自分や、ステータスクオライン上(表現ですが)の可能世界よりも、一つ抽象度を上げた視点、時点の別の自我を選び出し、或いは作り出して、その点へ移動して観ることがヒーリングになります。
依って立つパラダイムは下げずに、クライアントにもその視点を明示して低い抽象度のお花畑に閉じ込めさえしなければ、アバターヒーリング、未来ヒーリング、未来の自分へのヒーリング、過去ヒーリング、ハイヤーセルフなどのスピリチュアルのストーリーを借りてくるのもひとつの方法だと思います。
五感と言葉で紡ぎ出す臨場感で、可能世界への移動を鮮やかに行い、からくりを示す。
一瞬一瞬作り出す臨場感空間操作とは、一瞬一瞬関数計算によって新たな宇宙、可能性世界を生成している作業です。
瞑想、脳に質問をして無意識に計算させる訓練を、日々のセルフヒーリングにつなげましょう。
まさ^’^/