気功を始めてから悪夢を見るのですが大丈夫ですか?

気功を始めると「体力が消耗してきた。」というような感想を持たれることがあります。
さらに「色彩豊かに見え」てきたりする一方で「悪夢を見て、何度も夜中に起きてしまう」感じや「頭が一人歩きしている気」がしたり、、、。
どうすれば良いのか分からず、途方にくれます。
その他、気功をして「目眩い」や「立ちくらみ」を覚えたり、実際にはない光が見える神秘現象等もあります。
僕自身そういう経験もあります。
これは、おおざっぱに言えば気功で上手にリラックス(脱力)ができて、感覚が鋭敏になっているということがカラクリです。
夢に関しては、夢とは単なる起きているときの記憶の整理です。ランダムにフラッシュしますが、人は起きて(或いはレム睡眠中か)から、一瞬でストーリーを作り上げます。
脳は辻褄合わせの天才です。この辺は何度か紹介している参考図書「ユーザーイリュージョン」で人間に自由意志はなく、全ての(!)行動は、意識は無意識を追認しているに過ぎないという部分を理解してください。
繰り返します、夢のストーリーも勿論、記憶の組み合わせです。フロイト先生の夢判断などの流れは心理学の分野を100年遅らせたと言われています。すでにオカルトです。
脳は常に活動しています。その意味では心配する必要はありません。心配するのは、心配しすぎです。(堂々巡りですね。心配するには及びませんという意味です。)
心臓の鼓動も、インシュリンや他のホルモンの分泌量も、呼吸の仕方も、消化吸収排泄の仕組みも、脳(心と体)は常に計算をしています。
宇宙とは数理宇宙のことです。ここではウィトゲンシュタインのいう言語世界と同じです。認知科学です。宇宙がしている事象は全て計算です。(超言葉足らずですが、、、時間がないのでお許し下さい)
セス=ロイドの『宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?』をお勧めします。
逆に意識出来ている部分は8ビットしかないのです。例えば、あなたが今持っているPCやスマホiPhoneの画面の枠の部分とかは網膜に映っているけど無意識に入っていたと思いますが、この文章を読んだとたんに意識に上がりますよね。
iPhoneの重さも、自分の体の重さもですし、ヒーターや家の中や外から聞こえる何らの音もそうですし、匂いも無臭ではないはずなのです。
IQをあげると、「気功」=「なんだか分からないが、目に見えないパワーとか、何千年もの歴史がある怖いもの」(笑)というパラダイムから抜け出します。
抜け出すには、そのゴールを本人がもっていることです。そして、本人が脱自己洗脳することです。ブログや参考記事を読む事です。論理の梯子をきちんと丁寧に繋げることです。
いきなり5×3=15といっても、わかりません。
かけ算のアルゴリズムをきちん学習すると、6×8も1458×345も理解できるようになります。
「ご専門家」の皆さんにお話をすると違う!と言いますが、、、ヨガも、気功も、整体も、西洋医学も抽象度を上げると同じというのはこの理由です。
まさ^^/
宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?/早川書房

¥2,310
Amazon.co.jp
論理哲学論考 (岩波文庫)/岩波書店

¥756
Amazon.co.jp
ユーザーイリュージョン―意識という幻想/紀伊國屋書店

¥4,410
Amazon.co.jp
人が病気になるたった2つの原因 低酸素・低体温の体質を変えて健康長寿!/講談社

¥1,260
Amazon.co.jp
病気は自分で治す―免疫学101の処方箋 (新潮文庫)/新潮社

¥460
Amazon.co.jp

Follow me!